勉強しない子に“やる気スイッチ”を入れる関わり方―“勉強しなさい”を卒業しよう
未分類「うちの子、全然勉強しないんです……」。学習塾でよく耳にする悩みのひとつです。
親としては「勉強しなさい!」と言いたくなるものですが、その言葉だけでは逆効果になることも。
今回は、子どもが自ら机に向かいたくなる“やる気スイッチ”を入れる親の関わり方について、実例を交えてお伝えします。
1. 「勉強しなさい」では動かない理由
「勉強しなさい」は親の“願い”であると同時に、子どもにとっては“命令”のように聞こえる言葉。反発心や無力感を生みやすく、行動に結びつきにくい傾向があります。
やる気は外から強制するものではなく、内側から湧いてくるもの。だからこそ、まずは「やらされている感」を減らす工夫が必要です。
2. “やる気スイッチ”は一人ひとり違う
子どものやる気のツボは、それぞれ異なります。
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「達成感」がやる気になる子
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「見守られている安心感」が行動につながる子
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「競争」や「ごほうび」が動機になる子
大切なのは、「この子は何に反応して行動するのか?」を観察することです。短期間で成果が出なくても、継続して見ていく中でそのヒントは必ず見えてきます。
3. 勉強の“ハードル”を下げてみる
勉強嫌いの子ほど、取りかかりのハードルが高くなりがちです。「1ページだけ」「5分だけ」といった小さな一歩から始めることで、「やってみたらできた」という感覚が芽生えます。
また、
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教科書の音読だけ
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学校のプリントを一緒に確認
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間違えた問題をひとつ解き直す など、「これならできそう」と思える課題から入ることがポイントです。
4. 「勉強=義務」から「勉強=成長」へ
「なんのために勉強するの?」という疑問は、多くの子どもが一度は抱えるもの。
その問いに対して、将来の夢や得意なことに結びつけた答えがあると、学習の意味を実感しやすくなります。
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「好きなことをもっと深く知るために」
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「将来なりたい職業に近づくために」
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「できることが増えると自信がつくから」
勉強を単なる“義務”ではなく、“自分を成長させる手段”として伝えることが大切です。
5. 「やる気が出た瞬間」を見逃さない
子どもが「やってみようかな」と動き出した時、それを見逃さずに言葉をかけてあげましょう。
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「今、自分から机に向かったね。すごい!」
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「昨日よりも長く集中できてたね」
タイミングよく承認することで、その行動が“自分にとって価値のあること”として記憶され、習慣につながっていきます。
おわりに
子どものやる気を引き出すには、「押す」のではなく「引き出す」関わりが必要です。
小さな変化に気づき、認め、応援する。日々の関わりの中に、やる気スイッチのヒントはたくさんあります。
個別指導ベスタでは、一人ひとりのやる気の出し方に合わせたサポートを行っています。ご家庭での声かけや取り組み方についても、お気軽にご相談ください。
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