「何で勉強するの?」皆さんならどう答えますか?
勉強の仕方「どうして勉強するの?」
「勉強して何のためになるの?」
「この勉強って何に必要なの?」
成長過程で誰もが1度は考えたことがある質問ですよね。
この種類の質問は必ず生徒や保護者の方から受ける質問です。
皆さんならどう答えますか?
理由はただ1つ「社会に出た時の練習」
表現の仕方は人それぞれですが、この種類の質問の答えはただ1つ!
「社会に出た時の練習」これに尽きます。
成長するにつれて子供が直面する環境、社会は広がっていき、新しいことを経験していきます。
また新たに出会う人たちと良い関係を作っていくことも大切です。
そのためには自分のことも相手のことも理解できる人になることは重要です。
その中には「客観的に物事を見る力をつける」ということも含まれます。
テストで良い点を取るためには、目の前の問題に対して客観的に考えることが重要です。
つまり勉強して難しい問題を解けるようになる、ということは、
「目の前の問題に対して客観視できる力を身につける」
ということでもあります。
聞かれているものはなにか?どんなことに注意するべきか?
本質的なものは何か?必要な情報は何か?
何が一番重要か?優先順位は何か?
今まで似たようなものはあったか、どのように考えればいいかなどです。
このように整理して考える癖を身につけることは
学校のテストだけでなく、社会に出た時に必要な能力になります。
勉強という新しい物事を理解する行為を通して、
新しい社会、ルール、人とどう向き合っていくか、
目の前の課題にどう立ち向かっていくか、
自分が経験したことないものをどのように理解するかという練習をすることになります。
「大人になって周りの環境に順応できる」
「自分の能力を十分発揮できる大人になる」
勉強はこのための大事な準備になります。
そのためには、ただ勉強ができるようになればいいわけではなく、
常にこうした力を身につけていくために勉強するんだという意識を
子供も、親も持つようにしましょう。
大人として必要な力をつけるために勉強する
それでも「この単元をやっても大人になって使わないから」と勉強が投げやりになってしまうこともあるかもしれません。
子供のうちはそうやって自分の好みで判断できる物事が多く、「子供だから許される」ことも多いです。
しかし大人になると、「好きなことをするために自分の義務をまず果たす」ということが前提になります。
そこで必要になるのが自分の課題に向き合うという力です。
「問題がわからない」となった時に
自分が何を使って、どんなことを考えて、解決に向かうか
という一連の作業は自動的にできるものではありません。
そのために「勉強」というものを使って
問題点・課題・解決策を見つける
自分の弱点の克服の仕方を知る
他の人のアドバイスをどう受け入れるか
という力を身に着けていきます。
課題への向き合い方がわかる人は仕事も対人関係もストレスを減らすことができ
周囲からの信頼も得られます。
勉強はその人の人生を作る
大人になると何事も「頭が良いから…」とか「勉強できないから…」という視点で見てしまうことがあるかもしれませんが
勉強にどう取り組んできたかは、大人になった時の自分の課題の取り組み方に大きく影響します。
その課題への取り組み方によって決定できる内容は大きく変わります。
学校での勉強の「点数を取る」ことも大切ですが
「点数が取れるようにするためにどんな課題と向き合って取り組む必要があるか」
をじっくり考えることが実は長い人生においてはもっと大切なものになります。
ベスタでは成績を上げる学習法とともに、
大人になっても必要な課題解決力を育てられるような指導をこれからも行なっていきます。